第15回摘採競技大会実施!
2022年6月30日。
知覧茶の生産地,南九州市では夏を思わせる日差しの中,第15回摘採競技大会が実施されました。近年,天候や新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止していた競技大会の開催です。
今回大会は4年ぶりの開催でしたが,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,規模を縮小したものとなりました。
この大会は,10チームの参加者がお茶摘みを行う機械(摘採機)を操り,安全・正確・スピードなどを総合的に判断し,勝者を決めます。
今年度出場チームは,
(有)嶽静香園
(有)池田製茶
(株)中道
(有)マルマサ製茶
(有)マルヒサ製茶
(農)グリーン工房かわなべ
(有)ホクト
(有)高吉昭夫製茶
(株)雪丸第一製茶
(農)汐見原茶生産組合
の10チームです。
最初は,機械を見ます。
この大会では,いつも使用している摘採機を各々持ってきてもらいます。摘採機の整備が日常的に行われているのか,刃こぼれ等はないかなどを確認します。
次に,実施するのが,服装審査です。
摘採機に乗る際に気をつけたいのが,服装。機械を操ることになるので,巻き込み等の恐れがある服を着ていないかを確認します。
操作前の審査を行ったのちに,選手の皆さんの準備が整ったらいよいよ競技スタートです。
乗車前の安全確認を行い,機械を操ります。この審査では,乗車前後の安全確認・操作中の運転操作・お茶を摘む時の高さや左右差などを確認します。乗車する運転者と乗車せずに確認をする指示者の2人の息のあった摘採をみることができます。また,この審査では,スピードも審査の一つとなっていますので,お茶摘みの高さの判断時間など,各チームによりばらつきもありました。
一番最初に摘採機が動き出したのは,(有)マルヒサ製茶です。広大な茶畑の中に並ぶ赤い摘採機の先人を切りました。マルヒサ製茶を追うように(農)グリーン工房かわなべがスタートを切ります。
この競技では,スタート地点から1畝行き,Uターンしてスタート地点に戻ることでゴールとなります。他のところも追いかけながら,10台の摘採機が動き出しました。
1着にゴールしたのは(農)汐見原茶生産組合でした。
スピード等含めた総合的な審査を行って順位が決定します。
今年度の結果は以下のとおりです。
1位 (農)汐見原茶生産組合
2位 (株)中道
3位 (農)グリーン工房かわなべ
今大会は,数年ぶりの大会であったことや,親子や兄弟での出場もあり,非常に盛り上がり熱い日差しにも負けない熱気のある大会となりました。
大会の様子をインスタグラムにて配信しておりますので,ぜひご覧下さい。