「産地力、「知覧茶」ブランドを国内外へ発信」
第74回全国お茶まつり鹿児島県大会 南九州市 決起大会・第10回南九州市茶業振興大会を開催しました。
第10回南九州市茶業振興大会(主催:南九州市茶業振興会)が2月7日、知覧文化会館で開催されました。2020年に開かれる第74回全国お茶まつり鹿児島大会の開催地に南九州市が選ばれた事を受け、国内外に発信する絶好の機会と捉え、茶業関係者が総力を結集して大会を成功させることを誓いました。
生産者や行政・JA関係者約270人が出席しました。若手生産者を代表して、永山和博さん(頴娃)と宮原健さん(知覧)が、①国内最大の生産量と品質を前面に魅力ある茶産地をPR、②若者と女性が躍動し魅力ある茶産地をPR、③魅力ある知覧茶ブランドを世界に発信―の3つのスローガンを読み上げ、大会成功に向け決意表明をしました。
各種表彰では、長年にわたり銘柄確立と茶業発展に尽力した茶業功労者や、各品評会の上位受賞者らを表彰しました。
南九州市は平成29年年産の栽培面積3426ha(前年比12ha減)、荒茶生産量1万2905㌧(同1079㌧増)で、ともに市町村単位で日本一です。平成29年4月には、市内で使用していた3銘柄を「知覧茶」に統一し、ロットの確保・拡大やロゴマークを活用したPRで、ブランド力と販売力強化を図りました。
あいさつで同振興会の後藤正義会長は「平成28年から開催誘致に取り組み、①恵まれた立地条件を活かした大型機械による生産体系で高品質で安心、安全な茶づくりが実践されている事、②多くの若者が就農し時代のニーズに対応した輸出茶、有機栽培、多様な茶種生産に取り組んでいる事をPRしてきた」と話し、開催地誘致の経緯を説明しました。
続けて「南九州市での全国お茶まつりの開催は、知覧茶を全国に周知する絶好の機会です。今年は大会に向けて力を発揮するために骨格を検討する年、次年は当初の目的が達成できるように具体的な計画を立てる年と位置付け、全国の多くの関係者、消費者が共感できる意義ある大会にしよう。そして、ブランド産地としてさらに発展できるように茶業関係者が結集して大会成功に向けて頑張ろう」と抱負を語り、結束を呼び掛けました。