お茶の豊作と産地の発展を祈願!
新茶まつりinえい 「奉納茶」を仕上げました。
新茶まつりは、毎年3月~4月始めに、頴娃の大野岳神社で開催され、毎年のお茶の豊作と安全・産地の発展を祈願する行事です。
まつりの開催時期は桜が見ごろで舞踊も多数披露され、春の訪れを感じるイベントです。新茶まつりに奉納するお茶を頴娃支部茶業青年の皆さんが、朝一番に新芽を丁寧に手摘みし情熱と丹精を込めて、約半日を要して仕上げます。
味よし!香りよし!水色よし!の良好なお茶が出来上がります。お茶の栽培面積、生産量が全国市町村単位で一番の南九州市のお茶、日本茶をリードする産地として、さらに緑茶の供給基地として、消費者の皆様に安心・安全なお茶を届けられるよう、日々努力しています。
手揉み茶
焙炉という手揉み製茶の揉乾燥作に用い製茶用器具や釜などを用い、茶葉を手で揉みながら乾かしてつくった煎茶です。
製茶機械が開発されるまでは、お茶はすべて手揉みでつくられ、技法によって数多くの流派もありました。現在は、製茶工程のほとんどが、機械で行われるようになり、手揉みの技術を持つ人も減少して、生産量はごくわずかになっています。
茶葉は、やわらかい芽を使い、両手で茶葉を挟んですりあわせながら、少しずつ乾かします。熟練された手は、茶葉の形状を整え、1枚の葉を針のようによっていきます。
形状がかたくて細いほど、上級品になります。細くよった手揉み茶は、湯を注ぐとゆっくりと茶葉が開き、もとの1枚の葉になります。